純正リアカメラを社外ナビに接続


リアカメラの信号をナビに入力するための変換アダプタと、リバース信号を取り出す変換ケーブルを使います。
2019年9月14日

 当初付いていた純正ナビは、先に社外ナビ(三菱電機 初代サウンドナビNR-MZ60)に交換済みなので、純正バックカメラ(ナビ装着用スペシャルパッケージ)の映像がナビに映るように、接続変換ユニットを購入しました。
 これを使って、純正カメラの映像を社外ナビに入力します。
 カメラ用の電源線(赤い線)はリバース信号線に接続、GND線はシャシーアースに接続します。

 電源は+12Vを加えます。するとこの変換コードの途中にあるレギュレータ回路(黒いヒシチューブで保護されている部分)により+6Vに落とされ、カメラの電源として供給されます。+12Vの供給はAccでも問題ないのですが、車両側からのリバース信号線にはリバースギアに入ったとき+12Vが出て来るので、これをカメラ電源用として赤線につなぐのが一般的です。

 車両からリバース信号を取り出すために変換ケーブル(3Pカプラ)も必要です。車両側の3Pカプラに接続します。

 3Pのうち2本の線が出ています。真ん中の線がリバース信号です。もう一つの線がパーキングブレーキ信号ですが、今回は使用しません。


 リバース信号線は、リバースギアのとき+12Vが出てくるものです。これを分岐して、リアカメラ用電源と、ナビからのリバース検出線に接続します。

 バックカメラ用配線カプラに変換アダプタのカプラを接続した状況です。

 8Pのカプラのうち、変換アダプタ側は5本の線が使用されています。

 ビデオ信号に2本、カメラ電源に1本、GNDに2本です。

 バックカメラ映像を表示させるには、ケーブル類が間違いなく接続されていても、ナビ設定でリアカメラの接続設定を「接続あり」に設定しなければ映像は表示されないので要注意です。

 ギアをリバースに入れたとき、バックカメラの映像が映るようになりました。

 また、バックするときの目安となるガイド線を表示させることもできるので、後日、実際の距離関係に合わせてガイド線を調整しようと思います。

 さて、今回は純正バックカメラを流用しましたが、汎用リアカメラを使用する場合は、車両側の配線図が分かっていれば便利です。

 それで、バックカメラ側の配線カプラについても接続を調べてみました。

 これが、純正バックカメラに関する配線を調査した結果の配線図です。配線の色がハーネスの両端で異なっているようで、同じ配線がそのまま両端のカプラに対応しているのかどうか不明な部分がありますが、汎用カメラを使用する場合に必要な配線は明確になったので大丈夫だと思います。

 ディーラーに行けば車両ハーネスの配線図を入手できるとは思いますが、自分で配線してみようとする場合の参考になると思います。

 因みに、純正バックカメラは4万円以上します。純正バックカメラのパーツNo.はカメラ本体のシールに記載があり「P/N:39530-T5A-J013-M1」となっていますが、ホンダでの部品番号は「P/N:39530-T5A-J01」です。

 もしバックカメラが故障した場合は汎用カメラを使用するのがいいと思います。その際、改めて配線を引かなくても、車両のハーネスを利用できればキレイで楽ですね。
【おまけ】


 じつは、今回使った変換ユニットは2個目です。最初に購入した変換ユニットは、映像が映りませんでした。

 配線図がなかったので接続を確認することもできず、カメラの故障も疑いましたが、気を取り直して別のサイトから買いなおすことにしました。


 上記のものは2回目に買ったもので、適合車種や年式、適合するギャザズナビ機種が明記してあるサイトで確認のうえ購入しました。

 最初に買った変換ユニットは2度目に買ったものとどこが違うのか、比較してみました。

 その結果、カメラ用+6V電源が、2回目に買ったものが1番ピンに接続されているのに対し、最初に買ったものは2番ピンに接続されていました。

 最初に買った時も適合車種の記載はあったのですが、他の同様な商品情報から、配線は同様と信じて疑わなかったのが甘かったです。

 この赤線を#1ピンに変更すれば問題なく使えると思われます。


 もし、上記に掲載したような回路が分かっていれば、映像が映らない時点で回路を確認し、接続を修正できていたと思うので、ちょっと残念です。